歴史ノート:世界史のフレームワーク
世界史のおおまかな流れ
人類の出現 / 文明の誕生 / ヨーロッパの歴史 / 中東の歴史 / インドの歴史 / 中国の歴史
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ここから世界がひとつに
一体化する世界の時代
ヨーロッパ、中東、インド、中国が一体化する時代の幕開け
ヨーロッパ諸国が争うように大西洋に進出し、植民地争いや貿易が盛んに。大航海時代、ルネサンス、宗教改革などを経て、ヨーロッパ世界は、王様が国の絶対者として君臨する「主権国家体制」になっていきます。
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革命の時代
「王の国家」から「人の国家」へ。国民が国を動かす時代の到来
産業革命、アメリカ独立革命、フランス革命、七月革命、二月革命、三月革命など、多くの革命が登場。
キリスト教の影響を強く受けた「神の国家」 → 王が絶対的な権力を持つ「王の国家」へ → 革命の時代を経て、国民が主権を持ち、国民の決定で国を動かす「人の国家」が成立。革命を通して「人の国家」がたくさん誕生したことで、社会と戦争のあり方も大きく変わっていきます。ヨーロッパ諸国の世界進出が加速。この時代の利害の対立が、のちの世界大戦の伏線に…
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帝国主義と世界大戦の時代
大航海時代から続いていた世界の一体化の動きが、帝国主義の登場でさらに加速。産業革命を経てつくられた資本主義経済体制は、あくなき市場獲得のための植民地獲得競争へと発展…。競争の行き着く先には、WW1、WW2という人類史上未曾有の悲劇が待っていました。またこの時代、「平等」を謳った新しいタイプの国家「社会主義国家」も登場します。
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近代の中東・インド
イギリスとロシアの争いに巻き込まれていった中東・インド
中東では、強大さを誇ったオスマン帝国が次第に衰えを見せはじめ、代わりにロシアやイギリスが進出。イランにも、ロシア・イギリス勢力が圧力を加えます。
インドでは、イギリスによる「インド帝国」が成立。南下政策を図るロシアに対し、エジプトやインド、中国などの支配を固めてロシアの南下阻止を図るイギリスが対立します。ロシアvsイギリスの間で勃発した植民地獲得争いに、中東・インドは否応なく巻き込まれていきます。
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近代の中国
清王朝が衰退し、新たな革命勢力が台頭
中国最後の王朝となった清王朝と、清が倒されて成立した中華民国。
清王朝の前半は名君に恵まれ栄えたたが、後半は次第に衰えていきます。
この衰退期と、欧米が帝国主義を始めた時期がちょうど重なり、清は海外の圧力に悩まされることに。清の内部から何度も改革運動が起きますが、皇帝による支配という根本的な部分は変わらず…。最終的に、清王朝の打倒と近代化、民主主義化を唱えた革命勢力が台頭し、新たな中国が誕生します。
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現代の世界
これまで、両国は世界史の中では、どちらかといえば「脇役」でした。しかし、WW2以降、アメリカが資本主義を代表、ソ連が社会主義を代表し、核兵器を持ってにらみ合い、「冷戦」といわれる、世界を二分するほどの激しい対立を繰り広げるようになります。
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- 「ベトナム戦争」「プラハの春」は、米ソ両国の国際的地位を一気に低下させた
- テレビやジャーナリズムの力が高まり、米ソも国際世論を無視できなくなった
- 1986年 チェルノブイリ原子力発電所の事故により、ソ連崩壊
1989年 ベルリンの壁崩壊
マルタ会談 →ソ連書記長ゴルバチョフと、アメリカブッシュ大統領の会談で、冷戦終結宣言
冷戦構造が集結すると、世界は多様化に向かうものの、冷戦中には見えなかった民族対立や新たな難問に世界は直面することになります。
出典・引用・参考図書
一般的な教科書とは違って、すべてを数珠つなぎにして「1つのストーリー」として世界史を教えてくれる、とてもわかりやすい世界史の本。ややこしさを排除するためか、年号がないので、別に年表があると便利です。
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた
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※この記事は『世界の国旗』ミニサイト と、マリーアントワネットの国旗解説@Twitter のためにまとめている歴史ノートです。